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2024.06.01 14:00

【レビュー】SoundMAGIC E80D、いまどきの有線イヤホンに求められるもの

SoundMAGICはE80Dの片側ずつに10mmの大径ダイナミック型ドライバーユニットを採用した。このミニスピーカーが見事な音を鳴らす。E80Dのサウンドはブーミーになり過ぎたり、ボトムエンドが力強さに欠けるということもなく、十分な奥行きが感じられる。中音域がよく前に出るため、ボーカルに最適だ。高音域は頭が痛くならない程度に十分なめらかで、総合的に正確な音像を創出する。

E80Dは、アップルのUSBアダプターを併用すれば理論上はiPhoneでも使えるはずだが、音が非常に小さいという問題があった。Androidデバイスやパソコンでは問題ないので、困ることはないだろう。USB-Cポートを装備したアップルの新しいiPhone 15でE80Dを試すことはまだできていないのだが、できたらすぐに改めて報告したい。
ヤホンでハイレゾ音源のストリーミングサービスを聴きたいなら、SoundMAGIC E80Dは最高24ビット/96kHzまでのオーディオファイルを扱うことができる (SoundMAGIC)

最高24ビット/96kHzまで対応。ハイレゾ音源を楽しむこともできる(SoundMAGIC)

もし、あなたが有線イヤホンの音質を恋しく思っており、いつもワイヤレスイヤホンの充電を忘れないように気をつけることにうんざりしているのなら、SoundMAGIC E80Dは買い替えに値する優れたイヤホンだ。製造品質は高く、シリコン製のイヤーチップは周囲の騒音を遮断するよい働きをする。もちろんアクティブ・ノイズ・キャンセリング機能の効果ほどではないものの、利便性と引き換えに有線ならではの音質を手に入れることができる。SoundMAGIC E80Dは価格以上の価値とすばらしい音を提供するイヤホンだ。

SoundMAGICの公式サイトでは現在、6800円という価格で販売されている(日本までの送料が別途必要)。
詳しい情報は soundmagicheadphones.com をご覧いただきたい。

・技術諸元

ドライバーユニット:10mm、ネオジム磁石
再生周波数帯域:15Hz〜22kHz
直流抵抗値:64Ω ± 10%
感度:104 ± 2dB
最大入力:20mW
ケーブル長:1.2m
接続: USB Type-C
材質:アルミニウム
重量:16g
マイク有効周波数帯域:20Hz〜16kHz。
マイク感度:-42 ± 3dB @ 1kHz
解像度:最大24Bit/96kHz
信号対雑音比(SNR):103dBFS
THD-N(全高調波歪+ノイズ):-87dB
クロストーク抑制:-120dB

forbes.com 原文

翻訳=日下部博一

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