グラミー賞に12回ノミネートされたミナージュは、アムステルダムの警察官が彼女を「ドラッグを携帯している」という理由で拘留し、警察車両に乗り込むよう求めている現場らしき動画を公開した。ミナージュは警官に対して「ドラッグは持っていない」と主張し、「弁護士を同席させてほしい」と訴えていた。
彼女は、25日夜に英国のマンチェスター公演を予定しており、動画では別の警官がコンサートに言及し、「できるだけ早く連れて行くようにする」と話しているのが聞こえた。インスタグラムに投稿された2つ目の動画には、警察がミナージュに対し「すべての荷物を降ろし、すべてを捜索する」と伝えているらしき現場の模様が収められていた。
ミナージュはその後のX(旧ツイッター)の投稿で、「警察は大麻を発見したと主張して、私の同意なしにバッグを奪った」と述べていた。彼女は大麻があったことは認めた模様だが、それは彼女のセキュリティスタッフのものだという。
ミナージュはまた、「すべてを撮影していたことが彼らを本当に怒らせた」と書き、彼女の飛行機は「2時間前に出発するはずだった」と述べていた。
オランダ王立保安隊の広報担当者は、「スキポール空港で41歳の米国人女性がソフトドラッグを所持していたため」逮捕されたことを確認できたと複数のメディアに語ったが、問題のドラッグや女性の名前については明言しなかった。
アムステルダムは大麻の愛好家に人気の街として有名で、オランダは大麻を非犯罪化しているものの、同国で大麻は依然として違法とされている。しかし、政府関係者は最近、大麻の合法化に少しずつ歩み寄っており、昨年9月に承認された試験的プログラムを皮切りに、オランダの2都市で大麻の販売が合法化されたが、アムステルダムは除外された。
フォーブスの2019年のヒップホップアーティストの年収ランキングで、ミナージュは推定年収2900万ドル(約45億円)で12位に入っていた。彼女はこのランキングで13位のカーディ・B(年収2800万ドル)を抑え、2019年のリストで2人しかいない女性の1人となっていた。
(forbes.com 原文)