それによると、店舗アプリのクーポンを利用したことのある人は89.2%に上り、2023年6月の同様の調査に比べて2.2ポイント上昇している。利用したことのあるクーポンの店舗は、ドラッグストアが62.3%でもっとも高く、続いてコンビニエンスストアの53.6%、スーパーマーケットの51.4%となっている。ふだんの生活でよく利用する店舗での利用が飛び抜けて多い。
また、アプリのポイント機能でポイントを貯めたことのある人は86.8%で、男性よりも女性の方が利用率は高い傾向にある。
男女別で店舗アプリの利用傾向を調べたところ、男性はガソリンスタンドがダントツで、飲食店、コンビニエンスストアと続き、女性はアパレル、カフェ・コーヒースタンド、美容院・エステがほぼ横並びで多い。アプリクーポンの利用は、ふだん利用する店舗が多かったが、店舗アプリの利用機会は、男女とまたまに行く店舗のほうが、利用が多いことがわかる。
筆者も店舗アプリを利用しているが、店舗ごとにアプリをインストールし、都度起動して提示する必要があるため、面倒と感じることもあり、コンビニエンスストアなどでは提示しないことも多い。クーポンも利用したことはあるが、会計時に店員に促されるケースがほとんど。クーポン利用目当てで店舗を選ぶことはほとんどない。むしろ、たまにしか行かないガソリンスタンドでは必ずアプリを利用している。価格高騰で極力支払額を減らしたいからだ。なのでこのアンケートの結果は結構うなずけた。
カードの時代と比べたら便利なことは確か。支払いもバーコード決済が増えているので、スマホさえあればお得に支払いができる便利な時代になった。
出典:アイリッジ「店舗DXにおけるアプリ利用実態に関するアンケート」より