障害や福祉サービスの情報サイト「マナポッケ」を運営するmanaby(マナビー)は、全国の10代から60代以上で五月病の経験がある男女311人を対象に「五月病の症状・乗り越え方」に関するアンケート調査を実施した。経験者ならではの貴重な話から、実用的な五月病対策を学ぶことができる。
五月病の症状のトップ3は「やる気が出ない」、「気持ちの落ち込み」、「身体がだるい」という無気力感だが、不眠、不安、イライラ、頭痛、めまい、吐き気などの深刻な身体的影響も少なくない。症状を併発している人も少なくない。
そうした症状の継続期間は、1週間程度が35.4パーセント、1カ月程度が46.3パーセントで、8割を超える人が1カ月ほどで解消している。これは朗報だ。1カ月で終わると思えば、ずっとこのままなのか、なんて余計な不安を抱く必要はないということだ。さて、経験者が教える五月病の乗り越え方だが、代表的なコメントを紹介しよう。
無理をしない
1時間で数回イラッとしたときは、いつもの自分ではないと感じて、早めに仕事を終わりにして帰ったり、お風呂に入ったらすぐに眠るようにした。
話を聞いてもらう
仲のいい友だちに症状を聞いてもらうと、モヤモヤした気持ちがスッキリした。そんなときもあると自分に言い聞かせて、無理をせずに過ごした。
好きなことをする
休みの日は友だちと遊んだり、好きなことだけ楽しんだりして過ごした。
リラックス方法を見つける
適切な休息や自己ケアを優先させ、趣味やリラックス方法を見つけながら友人や家族のサポートを受けて、自分のペースで徐々に生活リズムを取り戻した。
また、症状が重い場合は病院に行ったり、職場の上司に相談して仕事を調整してもらうなどの対処法も聞かれた。とにかく、1カ月ほどで解消すると気楽に構えて無理をせず、できれば誰かに相談するのが上手な解消法ということだ。
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