そもそも、ニンジャ改造ドローンはセンサー類や通信機器、自動操縦装置、爆発物などを入れても、コストはせいぜい数十万ドルだろう。1発数百万ドルする巡航ミサイルと比べるとかなり安上がりだ。
つまり、ウクライナがこのドローンを再利用する説得力のある理由はあまりない。片道でロシアに送り込み、航空基地や工場、製油所など価値の高い目標を攻撃するだけで十分だろう。ロシア当局を困らせるだけでもコストに見合う。
ウクライナがニンジャ改造ドローンを手元に何機準備しているのかを推測するのは難しい。ニンジャは1991年以来、少なくとも1600機がライセンス生産されているとされる。かなりの数だ。
パイロットのマシュー・ブールダンは、ロシアがウクライナに対する戦争を拡大した2022年以降、新たなニンジャを買うのは難しくなっていると述べている。「理由はお察しください」とも。
ウクライナ政府は自国企業からニンジャを買えるだけ買って、それをすべて自爆型ドローンに改造していると思われる。
(forbes.com 原文)