まず若手社員に「上司・先輩が挑戦していないとモチベーションが下がると思いますか」との質問に対し、「あてはまる」「ややあてはまる」と回答した人は61.8%に上った。
一方で、先輩社会人に「仕事の中での挑戦したことはありますか」との質問に、52.3%の人が「挑戦したことがない」と回答。先輩社員の半数は若手社員に挑戦する姿を見せられていないようです。
また、「仕事を通じて成長できていると思いますか」との質問に上司・先輩が挑戦していると思っている人は「あてはまる」「ややあてはまる」が79.5%と非常に高く、上司・先輩が挑戦していないと思っている人は36.8%と半分以下に留まっている。この結果を見ると、挑戦している上司や先輩の部下として働く若手は成長して仕事のモチベーションも上がるという好循環が生まれているようだ。
「挑戦している上司・先輩のもとで働きたいと思いますか」の質問に「あてはまる」「ややあてはまる」合わせて67.0%の人が回答。「挑戦している上司・先輩はかっこいいと思いますか」の質問にも「あてはまる」「ややあてはまる」が69.3%に上り、挑戦することで上司や先輩への見る目が変わってくることがよくわかる結果だった。
昔と違い若手社員に対して接し方や育成の仕方は変わってきていると思うが、挑戦する姿を若手社員に見せるだけでも影響力があるということを肝に銘じて仕事に取り組んでいくことが、若手を成長させる上でいちばん効果が高いのかもしれない。
出典:三井住友海上火災保険「挑戦に関する意識調査」より