アート

2024.03.02 12:00

2024年に開催、世界の7つのアートフェア&イベント

(C)Frieze London

すでに定着しているビエンナーレからニッチなアートフェアまで、コレクターにとっては見逃せないアートイベントの数々が毎年、世界各地で開催されている──だが、最高の芸術作品のために費やすことができる時間(と資金)は、限られている。

そこで、スイスのバーゼルに加えてマイアミ、香港で開かれている世界最大級の現代アートフェア、アート・バーゼルを除いた「必見」のイベント7つをご紹介する。

Malta Art Biennale(マルタ・アート・ビエンナーレ)

マルタのArts Council Malta(アーツカウンシル・マルタ)がマルタ国立コミュニティ美術館(MUŻA)との提携により初めて開催する「マルタ・アート・ビエンナーレ」は、ユネスコ世界遺産に登録されている歴史的な街、首都のバレッタを様変わりさせるイベントになると期待される。

3~5月、マルタ島の春の祝祭の時期に開かれるビエンナーレは、バレッタに近い海沿いのビルグやボルムラ、そしてゴゾ島で、屋外展示も行う予定だ。

TEFAF Maastricht(TEFAマーストリヒト)

「美術品、骨董品、デザインに携わる世界有数の団体」を自負するヨーロッパ美術財団(TEFAF)がオランダの都市マーストリヒトで開催する「TEFAFマーストリヒト」は、7000年に及ぶ芸術の歴史を紹介するイベントでもある。

3月9~14日、22カ国の280以上のディーラーたちが、数々の巨匠たちの傑作やオートジュエリー、20世紀のデザインを出品する。クオリティや出所の確実性、状態の確認は、折り紙付きとされている。

Venice Biennale(ベネチア・ビエンナーレ)

4月20日~11月24日に開催。アーティストやギャラリスト、コレクター、そしてキュレーターなど、アートに関わるすべての人々が、毎年最も開催を心待ちにしているイベントのひとつ。

60回目となる2024年のベネチア・ビエンナーレのキュレーションを担当するのは、アドリアーノ・ペドロサ。初めてラテンアメリカ出身のキュレーターを迎えた。開幕前の17日~19日には、プレオープン・イベントが行われる。
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編集=木内涼子

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