アート

2024.03.02 12:00

2024年に開催、世界の7つのアートフェア&イベント

The Armory Show(アーモリー・ショー)

9月6~8日に開催。1994年に行われた初回以来、ニューヨークのアートシーンに欠かせない存在となっているこのイベントには毎回、各国の現代アート・ギャラリーが厳選した作品の数々が出品されている。

30周年を迎える今回は、ジェイコブ・ジャヴィッツ・コンベンション・センターで行うフェアを3つのセクションにわけ、それぞれを著名キュレーターのユージェニー・ツァイ、ロビン・ファレル、ローレン・コーネルが担当する。

Frieze London(フリーズ・ロンドン)

10月9~13日開催。2003年以来、ロンドンのリージェンツパークで開催されてきた恒例の芸術・文化イベント、フリーズ・ロンドンは、世界的に高い評価を受ける現代アートギャラリーとアーティストたちを集め、それぞれの活動を支援する場にもなってきた。

2024年は5回目となる「フリーズ・ロサンゼルス」が2月29日から3月3日までサンタモニカ空港で行われるほか、「フリーズ・ニューヨーク」がハドソンヤードのThe Shed(ザ・シェッド)で5月1日から5日まで、「フリーズ・ソウル」が国際会議場のCOEX(コエックス)」で9月4日から7日まで開催される。

また、2021年10月にはロンドンのメイフェアに、常設展示を行う「No. 9 Cork Street(No.9 コーク・ストリート)」をオープンしている。

Art Cologne(アート・ケルン)

11月7~10日開催。1967年にドイツのケルンで開催された世界初のアートフェアは、それ以来毎年、開催されてきた。170のギャラリーが参加した2023年には、印象派の絵画やコレクタブルアート、マルチメディア作品が出品され、68カ国から約4万5000人が来場したという。

世界的なギャラリー、Thaddaeus Ropac(タデウス・ロパック)は2023年のこのフェアで、アンセルム・キーファーの作品を最高値となる120万ユーロ(約1億9400万円)で売却した。アート・ケルンでは毎回、多くのギャラリーが収益をあげている。

West Bund Art & Design(ウエスト・バンド・アート&デザイン)

11月8~10日、上海アートウィークの会期中に開かれる主要なアートフェアのひとつ、ウエスト・バンド・アート&デザイン(西岸芸術中心博覧会)は2023年、10周年を迎えた。

ArtNetによると、このときのフェアにはメガギャラリーのHauser & Wirth(ハウザー&ワース)やペース(Pace)、現代アートのコレクターでK11アートモールの創業者、エイドリアン・チェン、スイスのコレクター、ウリ・シグ、アートディーラーのパール・ラムなど、著名なコレクターやディーラーが参加した。

forbes.com 原文

編集=木内涼子

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事