そうした独身の男女にお金に関する実態をMoneyGeekが調査している。
それによると、金銭面で余裕を感じているかの問いに、「まったく余裕がない」(30.5%)、「あまり余裕がない」(26.4%)を合わせると56.9%の人がお金に余裕を感じていないことがわかった。
実際に自由に使えるお金は月にいくらなのか聞いたところ、平均が3万9,812円となった。「生活費以外にはほとんどお金が残らない」と40代の男性が答えるなど、年齢が上がれば余裕が出てくるというわけでもないようだ。
独身であることの理由に金銭面の影響はあると思うかとの問いには、「関係がない」が63.5%と多くの人が、お金がないから結婚できないとは考えていないようである。
老後の備えに対しては、30代以上の男性が40%以上備えているとしているが、女性は30代の36.0%が最大で、50代にいたっては24.1%ともっとも少なくなっている。
独身生活に満足しているかの問いには、男性は「とても満足している」(10.8%)、「まあまあ満足している」(32.8%)と43.6%の人が、女性はそれぞれ16.1%、40.6%と56.7%の人が満足しているとのこと。どの年代も「自由・気楽なのがいい」との意見が多く、誰にも縛られない自由を謳歌しているようだ。
かつては独身貴族などと呼ばれていたが、今回の調査結果を見てみると、金銭面ではそれほど余裕がなく、自分の好きなことをやっているというより、束縛されない生活を楽しんでいるというイメージ。人生結婚がすべてではないが、老後のことを考えると、いざという時に頼れる人の存在は必要かもしれない。
出展:MoneyGeek「独身者1,000人に聞いた:おひとりさまのお金事情!独身貴族は本当にいる?お金の使い方や老後の備えなど本音で調査」より