ビヨンセの新作コンサート映画『Renaissance: A Film By Beyoncé』が12月1日に全米公開された。今年最も待ち望まれていた作品のひとつであるこの映画は、素晴らしいスタートを切った模様で、公開からわずか数日で、このジャンルで最も成功した作品のひとつに数えられている。
『Renaissance: A Film By Beyoncé』のオープニング週末の興行収入は2100万ドル(約31億円)に達したと、ニュースサイトのDeadlineが報じている。この金額は米国内のみのものであり、ビヨンセの国際的なファンベースは、さらに数百万ドルを追加すると見られている。
わずか数日で2200万ドルの興収をあげたこの映画はすでに、米国のコンサート映画史上で歴代8位となる興行収入を記録し、9位の『ジョナス・ブラザーズ/ザ・コンサート3D』(2009年)や10位の『イン・ベッド・ウィズ・マドンナ(原題:Madonna: Truth or Dare)』を即座に上回った。ここで重要なのはビヨンセの映画が、まだ公開から数日しか経っていないことで、今後の数週間で大幅に興収を伸ばすと見られている。
現在、『テイラー・スウィフト: THE ERAS TOUR』はコンサート映画史上最高の興行収入を記録しており、現時点で米国内だけで1億8000万ドル(約260億円)、世界での合計は2億5000万ドル(約370億円)を突破している。
米国でこれまで最大の興収をあげたコンサート映画のトップ5には、マイケル・ジャクソンやジャスティン・ビーバー、マイリー・サイラスといったスターの作品が並んでいる。
映画『Renaissance: A Film By Beyoncé』は、ビヨンセが2022年のアルバム『Renaissance』を引っ下げて行ったツアーの模様を収めている。この映画は一部がドキュメンタリーとなっており、コンサートツアーの準備をするビヨンセの様子を追っている。
なお、日本での劇場公開は12月21〜24日と28〜31日の8日間のみとなっている。
(forbes.com 原文)