近年は年賀状離れが進み、年賀状の発行枚数は2003年をピーク(44億5936万枚)に減少。今年の発行枚数は14億4000万枚に留まっている。そうした中で、年賀状に関する調査をAppliv TOPICSが行っている。
それによると、2024年の年賀状を送るかどうかの問いに、「送る」と回答したのは42.7%。「送らない」は44.9%で、わずかに送らないという人が上回った。
年代別に見てみると、やはり年代が上がるほど送ると回答している人が多く、60代は59.7%に達している。逆に送らないで多かったのが20代で53.7%。10代は40.1%と50代より少ないが、「わからない」の回答が多く、実質的には20代と同等なのではと推測される。
年賀状を送ると答えた人に、相手を問うたところ、友人がトップ。次いで親戚、仕事関係と続いている。
では年賀状をどのように作るかの問いには、パソコンで自作が圧倒。ただ、年代別で見てみると10代は手書きという人がトップで、パソコンで自作を上回っており、スマホアプリよりも圧倒的に多いことから、いつもデジタルな生活を過ごしているので、年賀状では手書きの温かみを重視しているのかもしれない。
筆者も年賀状は基本的に送らなくなっているが、SNSなどでつながっていない人には送っている。ふだんは会えず、年賀状だけの付き合いになっている人もおり、そうした縁はこれからも大切にしていきたい。
出典:Appliv TOPICS「年賀状に関する調査」より