DXスコープは、高性能なスマート観光望遠鏡「dXscope」の提供を開始した。ハードウェア、ソフトウェア開発などを行うdotBravo(ドットブラボー)が開発したもので、ソニーのCMOSセンサー、光学40倍ズームレンズ、高解像度スクリーンを備え、夜間や悪天候時でも鮮明な映像が楽しめる。また、AIを搭載し、見ている場所や建物の解説が画面に表示される。何よりうれしいのが、望遠鏡で見た画像や動画を自分のスマートフォンにダウンロードできることだ。お金を入れる必要がなく、料金はキャッシュレス決済できる。
dXscopeは、この10月16日から11月3日まで、新潟県佐渡市のドンデン高原ロッジと佐渡汽船ときわ丸展望ラウンジに設置され、観光DXの実証実験が行われた。映像をすぐにSNSで発信できるところが好評だったそうだ。佐渡観光交流機構は、新たな情報発信ツールになることが期待でき「導入を検討したい」と話している。
DXスコープは、dscopeによる「景色の収益化」を提案している。まさに、景色が直接お金になる仕組みだ。オプションで、観光案内動画などを組み込むことも可能になる。あまり見る人もいないちょっと寂しげな風情を漂わせていた観光地の古い望遠鏡も、観光DXで新たな楽しみを提供できるようになるだろう。
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