ミツカンが全国の20代から60代の男女1000人を対象に行った「鍋による心理的効果に関する意見調査」では、誰かといっしょに食べたあとに、その人と仲良くなれた、またはそう感じられた料理の第1位が「鍋」だった。ちなみに2位は焼肉、3位は寿司、4位がピザと、複数で囲んでひとつの場所から何かを分け合って食べるイメージが強いものばかりだ。鍋はその代表格ということだろう。また、食事で誰かと仲良くなりたいときに86.5パーセントの人が選んだのが鍋だった。
では、実際に効果のほどはどうなのか。鍋で「仲良くなった」と答えた人はなんと80.1パーセント。ケンカをした相手と仲直りしたくて鍋をいっしょに食べた経験のある人の場合は、34.8パーセントが仲直りできたとのこと。その経験のない人も、45.1パーセントが仲直りのきっかけに鍋を試したいと考えている。
どうして鍋で仲良くなれるのか、その理由を尋ねると、第1位は、鍋を囲むことで会話が生まれるからだった。第2位は、いっしょに作りながら食べるからだという。たしかに、鍋は「ほら、これもう煮えてるよ」とか「お肉もうないの?」とか、お汁が跳ねて「きゃー」とか、コミュニケーションなしには成立しない。
これから鍋がおいしい季節。日本では仲良しの季節と呼んでもいいかもしれない。
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