ファイナンシャルサービスセンター兼グローバルサービスセンターの佐久間直之もその1人だ。外資系損保で8年の経験を積んだのちAIG損保へと転職した佐久間は、AIGに入ったことでさらに成長を実感できているという。「事故対応のプロ」をもう一段階上のステージに導いていくAIGの「連携力」について、佐久間に語ってもらった。
※本記事はAIG損害保険による寄稿記事です
転職して気づく「AIGの強み」とは
「AIG損保に入って強く感じたのは、人材の豊富さです。さまざまな経歴を持った人が集まっているので、自分だけでは気づかなかったような視点からアドバイスや意見がもらえます。そのように多角的な議論ができるところが強みだと思います」そう語る佐久間は2021年10月にAIG損保に入社した。それ以前は、他社でもグローバル保険プログラムを担当していた。
グローバル保険プログラムというのは、海外に拠点を持つグローバル企業が導入している、各国のリスクを包括的に管理するための保険ソリューションのことだ。
グローバル企業は従来、各国ごとに現地でそれぞれ保険に加入していた。だが、それはリスクマネジメントの観点からすると不十分な場合がある。
保険契約に関する規制や慣習は国によってさまざまであり、海外でビジネスを行うにはそういった現地のルールに適合した保険が必要となる。一方でそういった保険調達を現地任せにしてしまうと、本社がリスクを正確に把握し、管理することが困難になってゆく。そこで、グローバルにネットワークを持つAIGは、日本に本社があるグローバル企業が各国の保険契約を⼀元管理できる包括的なプログラムを構築し、それを提供しているのだ。
グローバル保険プログラムの担当者としてさらなるキャリアアップを目指し、佐久間はAIG損保に転職した。基本的な仕事の進め方は大きく変わらないというが、周りの環境は大きく変わったという。
在籍しているファイナンシャルサービスセンター兼グローバルサービスセンターでは、佐久間が最も経験が浅い。「新人としてやり直している気持ちです」と語る佐久間だが、この環境を非常に喜んでいるという。
「私たちの仕事は基本的に、担当する案件は1人で責任をもって解決まで関わりますが、決して孤立しているわけではありません。組織のメンバーがそれぞれの経験に基づいて互いに助言をしたり議論を重ねたりするのです」
連携力によって「プロの知見」が引き継がれる
「グループ内に、様々な専門家がいる、そしてその知見を個別性の高い事案の対応に活かしている、そういう連携力がある会社だと強く感じました。損害サービス担当者というのは、やはり知識や経験に基づく引き出しの多さがものをいいます。経験豊富な先輩から、吸収させてもらっています」「事故対応のプロ」としてキャリアを積んでいた佐久間は、AIGの「連携力」に触発されることで、さらに成長を実感できている。それに加えて、佐久間がAIGの「連携力」に驚いたのにはもう1点ある。それは、「組織として一つの案件を共有し、いろいろな観点から議論し結論を導き出す」という点だ。
入社してまだ日が浅いころ、担当していた事案についてAIGの海外オフィスと連携する必要があった。事故が発生した際、情報を収集し損失の見積を立てるのも佐久間の業務の一つである。佐久間としては十分な報告をしたつもりでいたが、日本からも海外からも予想を超える数の質問やアドバイスが返ってきて驚いたという。
「『こちらの国ではこういう可能性があるが、日本ではどう考えるか?』『このようなリスクについてはどう評価しているのか?』というような、かなり詳細な点についてのテクニカルな質問もありました。それらに1つ1つ回答する中で、新たに調べなければいけないことや、質問から教わったことも多く、非常に驚きましたが新鮮でした」
AIGでは、担当者が意見を出し合い議論を重ね、綿密に連携をとりながら案件を対応している。そのような「連携力」を発揮するためには日頃から、ひとりひとりがプロフェッショナルとして、事故の内容を正しく理解し、適切な判断をしていなければならない。
このようにひとりひとりがプロとして成長することによって、「事故対応のプロ」の知見が世代を超えて引き継がれていく。その中で、また新たな知見や経験が共有され、それを活用していく、これがAIGの唯一無二の「連携力」の源泉なのだ。
今後、佐久間はAIGの中で養った能力を活かして、プロフェッショナルとしてさらなる成長を目指していくという。具体的には、自分の名前をお客さまに覚えてもらい、頼られる存在になることが目標だ。
「この仕事をはじめたばかりの頃に、上司から『所属する会社の名前ではなく、自分自身の名前で覚えてもらえるような存在を目指しなさい』と言われたことを今でも覚えています。ですから、何か困ったことがあれば佐久間に聞いてみたらいいんじゃないか、とお客さまに思い出していただけたら嬉しいですね。また、今後は自分の知識・経験を若い世代にも引き継いでゆきたいです」
AIGには多くのプロフェッショナルがいて各自が日々専門性を磨いている。そのプロフェッショナルの知見や経験は、組織内でしっかりと共有され、転職してきた社員や新人の育成にも役立てられている。そんなプロたちの「連携力」こそが、AIGの強みのひとつなのだ。
佐久間 直之(さくま・なおゆき)◎AIG 損害保険株式会社 ファイナンシャルサービスセンター兼グローバルサービスセンター。CPCU(米国認定損害保険士)。2021年10月AIG損害保険株式会社に入社。前職の損害保険会社では営業・損害サービス担当者として、グローバル保険プログラムを担当。グローバル企業をはじめ様々な顧客の事故対応の経験を有し、高い評価と信頼を得ている。
AIG損保のグローバルリスクマネジメント
https://www.aig.co.jp/sonpo/global