いつでも、誰でも、どこでも、何があっても「つながる東京」構想を掲げる東京都は、スマートポールの設置区域を拡大しようと、その製造や設置を行う事業者を公募している。このたび、基地局のシェアリング事業を展開するSharing Designがそのひとつに選ばれ、東京都港区でのスマートポール実証実験を実施することとなった。
Sharing Designは、スマートポール事業に実績のある京セラみらいエンビジョンと共同で、スマートポールを活用した街の課題解決に貢献するということだ。同社が港区に設置するスマートポールは、京セラみらいエンビジョンが開発したもの。上部にはアンテナ機器類が配置されるが、円筒形の「デザインカバー」で覆われる。地面に設置される「多機能ボックス」には、下部には各種機器が内蔵され、上部にはデジタルサイネージ用のモニターが配置される。
自動運転車の安全運行や渋滞緩和、交通案内や災害時の緊急通報などを行う路上での役割のほか、京セラみらいエンビジョンでは、たとえば農場に設置して農業機械の自動運転や遠隔操作、農作物の監視を行うといった幅広い活用を目指している。スマートポールはスマートシティーのみならず、あらゆる場所での新たな情報インフラとして、世界中で注目の新事業となっている。
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