eモビリティーの開発やコンサルティングを行う道設計は、電動車椅子ではない手動式の車椅子に後付けして電動アシスト化する装置「押シスト!」を開発している。これは、車椅子を押す介助者の負担を軽減させるもの。車椅子で外出すると、歩いているときはあまり気にならない道路の起伏や坂道でけっこう苦労する。介助者は経験と技を使ってなんとか突破するわけだが、女性や高齢者など力の弱い介助者には重労働であるばかりか、車椅子の姿勢が崩れて乗っている人を危険にさらす場合もある。
そこで、電動アシストが大助かりになるわけだが、個人所有の車椅子は、通常その人の体格に合わせて作る特注品。おいそれと買い換えることはできない。だから後付けがありがたい。介護施設などでは、これを数台用意しておき、お出かけのときにだけ利用者の車椅子に取り付けるという運用も可能だろう。さらに、介助者がいっしょに乗って走行できるキャスターボードの用意もある。将来的には、移動ルート上の危険箇所の情報を集めて知らせるサービスも提供するとのことだ。
道設計は、10月27日と28日に東京ビッグサイトで開催されるJapan Mobility Show 2023に期間限定で出展する。Startup Future FactoryゾーンのStartup Street少子高齢化コーナーにて、「1.5日限定」でのデモ体験を提供する予定。スマホアプリによるルート上の危険箇所情報の提供の簡易デモも同時に行われる。
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