・38の言語とPaLM 2の企業データ用のグラウンディング機能の一般提供（およびPaLM 2のテキストとチャット用の32,000トークンのコンテキストウィンドウ）、Codeyのパフォーマンスの向上、Imagen（Google DeepMindのSynthIDを搭載）の画質と電子透かし機能の強化を含む、ファーストパーティ基礎モデルのアップデートを発表しました。
・Google Cloud上のVertex AIプラットフォームはNvidia H100 GPUを搭載しており、Huang氏は、Nvidiaの技術で構築されたGoogle CloudサービスでAIスーパーコンピューターを簡単に構築できるようにするなど、この協業が世界中のAIクライアントにエンドツーエンドのMLサービスを提供していることについて説明しました。新しいハードウェアとソフトウェアの統合では、Google DeepMindとGoogleの研究チームが過去2年間使用してきたのと同じNvidiaの技術が採用されています。
Huang氏は、Pax MLフレームワークのNvidia GPUアクセラレーションが巨大なLLMを生成することを可能にした、より深いレイヤーの協力関係について強調しました。このJAXベースのMLフレームワークは、大きなモデルをトレーニングするために特別に作成されたもので、高度な並列化と実験が可能だと説明しました。
また、Nividaは長期的にはGPUのビジネス・パートナーシップを拡大し、次世代プロセッサを構築したいと述べました。
NividiaとGoogleのパートナーシップについて語るJensen Huang氏
出典：Google Cloud
3. Duet AIがAIによるアシストを提供
GoogleはGoogle Cloud Next 2023の中で、Google Workspace向けのDuet AIの一般提供についても発表しました。
Pappu氏によると、このDuet AIは、過去12ヶ月間にWorkspaceで発表された300以上の新機能をベースにしています。この生成AIツール（同社では「コラボレーター」とも表現）は、生成AIを活用して、計画、執筆、ワークフローの加速、より生産的な会議の開催など、Google Workspaceアプリに関連するさまざまなタスクでユーザーを支援するように設計されています。
100万人以上のユーザーを持つDuet AIは、自然言語による指示とGoogleのAIモデルを使用して、スライド、チャート、画像、要約などを生成することができます。
Pappu氏は、GoogleがDuet AIをプロンプトベースのインタラクションから"よりリッチで文脈に沿ったインタラクション"に進化させるための機能強化に取り組んでいることを明らかにしました。そして、企業固有の要件やコンテキスト情報を考慮しながら、レガシーコードを新しいアプリに変換するために、Duet AIをどのように活用できるかの実演も行いました。
