北米

2023.10.07 08:30

9月の米就業者、予想上回る33.6万人増

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米労働省が6日発表した9月の雇用統計によると、景気動向を敏感に示す非農業部門の就業者数は前月から33万6000人増加し、市場予想の17万人を大幅に上回った。失業率は前月と同じ3.8%だった。

先月、高金利の期間が予想より長期化するとの見通しを示していた。予想を上回る雇用統計を受け、投資家の間では、FRBが利上げを継続するとの懸念が浮上。ダウ工業株30種平均は一時、200ポイント以上下落した。

雇用はレジャー・接客と社会支援の両部門で最も増加。政府、医療、専門・学術・技術サービスも増加した。

雇用統計が予想を上回ったのは2カ月連続。FRBは、インフレ抑制のため今後2年間は高金利を継続すると警告しており、雇用統計への関心が高まっている。インフレ率はFRBが目標とする2%を大幅に上回っており、雇用市場の減速はインフレ抑制に寄与するとみられている。

forbes.com 原文

翻訳=上西雄太・編集=遠藤宗生

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