サイバートラックの最初の発表から3年以上が経過したにもかかわらず、テスラはその生産において多くの課題に直面してきた。遅れた主な理由のひとつは、同社がより高価で製造が難しいステンレス鋼でトラックを製造すると決定したことだ。さらに、サイバートラックのユニークなデザインは、フロントガラスのワイパーのような、それほど重要でない部品でさえも、特別な溶接技術と特注部品を必要とする。
このような課題にもかかわらず、イーロン・マスクは製品に自信を持ち続け、「信じられないような製品」であり、「殿堂入り」だと述べている。
イーロン・マスクは最新の仕様について質問されたが、詳細は引き渡しイベントの際に明らかになるとして回答を避け、製造ラインを稼働させるのに時間がかかること、そしてサイバートラックは他の車のようには作れないことについては認めた。
ただ、今夏には生産を開始する予定であると述べ、投資家は安堵している。
テスラのサイバートラックは開発中に数々の障害に直面したが、同社は高品質の製品を顧客に提供することにこだわり続けている。2023年第3四半期の待望の納車イベントは、テスラファンや自動車ファンの間で大きな話題を呼ぶだろう。
正確な仕様はまだ不明だが、イーロン・マスクがトラックは成功するとの自信に満ちていることは、同社の将来にとって良い兆しである。
（この記事は、英国のテクノロジー特化メディア「Wonderfulengineering.com」から転載したものです）
