Taxnapは今年7月26日にサービスを開始した。クレジットカードや銀行口座を連携させることで、アプリ上に取引記録が更新される。利用者は、プライベートでの支出であれば左に、仕事での支出であれば右にスワイプするだけで仕分けができる仕組みだ。
確定申告書を作成するうえでは、水道光熱費や保険料 、消耗品費といった勘定科目の選択に時間がかかるが、 Taxnapではそれらを高精度に自動判定し、申告書の提出もアプリ上からできる。
今回、新たに加わったのは、経費としての申請が可能かどうかをAIが判定する機能だ。例えば、ライターがペンとノートを買った場合、仕事用でもプライベートでも使うことができるため、仕分けが難しい。そうした物品について、AIが「経費になる可能性が高い/低い」を判定する。
代表の田中雄太氏は、既存の会計ソフトとの違いをこう説明する。
「会計知識がゼロでも確定申告提出までをアプリで完結でき、使い方が圧倒的にシンプルな点が差別化ポイントです。また、仕事用のカードと個人用のカードを使い分ける必要がない点も、他のサービスとの違いです」
今年中は無料でサービスを提供し、アプリのダウンロード数1万を目指す。