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2023.08.30 07:00

映画『バービー』 ワーナー史上最高のヒット作に

Getty Images

グレタ・ガーウィグ監督の映画『バービー』の世界興行収入が、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』を抜き、ワーナー・ブラザース配給の映画としては史上最高を更新する見通しとなった。

『バービー』は、週末興収が6週間連続で1500万ドル(約22億円)を突破。北米興収は先週、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』を抜き、今年最大のヒット映画となった。

ワーナー・ブラザースがフォーブスに提供したデータによると、『バービー』の27日までの世界興収は13億4000万ドル(約1960億円)で、28日に『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』の13億4200万ドルを抜き同社史上最高を更新することが確定した。

ワーナー・ブラザースのデータによれば、『バービー』は7月21日の公開以来、興収の大半を北米以外で稼いでいる。興収は北米で約5億9300万ドル、それ以外の地域では7億4760万ドルだ。

同作は、映画産業が新型コロナウイルス流行からの復興に苦闘するなかでも、次々と記録を塗り替えている。北米のオープニング週末興収は今年公開の映画としては最高、スーパーヒーローものや続編ではない作品としては過去最高を記録。北米興収は、女性が監督した作品としては史上最高となった。

『バービー』と同時にこの夏公開され、同作と合わせて「バーベンハイマー」として話題を呼んだクリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』も、間もなく全世界興収が8億ドル(約1170億円)に達する見込みだ。Box Office Mojoによれば、27日までの興収は7億7700万ドル余りで、そのうち約3億ドルが北米でのものだ。

forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛・編集=遠藤宗生

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