京都市環境保全活動推進協会が実施したこの調査では、脱炭素ライフスタイルを「かなり実践している」人は3パーセントだが、「できる範囲で実践している」「関心があるが実践できていない」層まで含めると、関心がない42パーセントを上回る。
年代別では、実践している人の割合がもっとも多いのが60代。もっとも低いのが30代。10代から20代のいわゆるZ世代にあたる人たちは、50代についで多かった。高齢になり生活が落ち着いてきた50代60代にくらべて、30代40代は仕事に忙しく環境に気を遣う余裕もないのかもしれない。環境破壊が深刻化するなかで生まれ育ってきた10代20代は、ほかの年代よりも環境問題を切実に受け止めているのだろう。
職業別では学生の関心がもっとも高い。10代20代が中心と思えば納得できる。ほかは大差ないが、実践している人の割合は、契約社員、派遣社員、パート、アルバイトがとくに低い。だが関心はあるのに実践できない割合は、学生をのぞけばその人たちがもっとも高い。