これは、同社と千葉大学予防医学センターの共同研究によるもので、大阪府河内長野市(日東町・大師町)、奈良県王寺町(美しヶ丘地区)にて2022年8月から2023年1月まで行われた実証実験から得られた結果。
実験前後の変化を比較したところ、「電動カート利用群」の方が健康促進・介護予防に寄与しうる各種項目に効果が見られる傾向があった。特に「家族以外の人と話す機会」「日常における楽しみ」「気持ちが明るくなる機会」の項目で、「非利用群」に比べて30%以上スコアが増加した。
カート導入前に比べ、「電動カートをきっかけに増えた」と答えた人の割合の差分(※カート利用群―カート非利用群)
また実験期間で比較すると、5ヵ月間の実験では、「日常における楽しみ」「外出先」「生きがいを感じる機会」「歩く機会」の項目で、2ヵ月間の実験に比べ10%以上スコアが伸びた。
同社は今回の研究結果を踏まえ、2023年度も導入から1年後の効果検証を計画し、介護予防・健康増進効果の“見える化”を目指す。
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