Oh my teethは2019年12月にサービスを開始し、1万5000人以上が利用した。利用者は原則初回のみ、同社が提携する歯科医院での診療が必要だ。そこで歯科医師が3Dスキャンによる歯型の抽出や口内のレントゲン撮影を行い、LINEに届いた矯正イメージを承認するとマウスピースキットが直送されるという仕組み。上下合わせ12本の前歯矯正に特化しており、治療期間は約3カ月。
従来は、提携歯科での診療から2週間ほどでマウスピースが届いたが、新プランでは、最短で診療をした当日にマウスピースが装着可能となる。現在約3万人がウェイティングリストに登録しており、利用待ち解消のスピードアップも期待される。
需要は以前からあり、「アメリカ在住で、一時帰国している1週間の間にキットを受け取りたい」「結婚式を控えているので早く矯正を終わらせたい」「モチベーションが高いうちに始めたい」といった声が利用者から挙がっていた。
3年以上前から即日プランの構想はあったが、治療計画書の作成やマウスピースの製作を外注していたため、実現ができずにいた。人員拡充などを進めるなか、上記を含めた全ての工程を内製化し、プラン開始に至った。
Oh my teethのCEO西野誠氏は「Amazonが即日配送を、メガネのJINSが即日受け取りを行っているように、歯科矯正でも即日の需要はある」と意気込む。