公聴会では「UAPに関する生の声」を提供し、この問題に関する連邦政府の透明性と説明責任について議論すると、委員会は述べた。
バーチェットによると、委員会は、UFOを目撃したと主張する元海軍司令官デビッド・ブレイバーと元海軍パイロットであるライアン・グレイブス、そして米国政府が人間以外の起源を持つ乗り物を発見したと主張している元米国諜報機関職員デビッド・グルーシュから話を聞く予定だ(グルーシュは、彼の主張を裏づける証拠をまだ公にはしていない)。
委員会は、連邦政府はUFOの調査に何百万ドルも費やしているにもかかわらず、何がわかっているのカ国民に明らかにすることを拒否していると主張した。
「このことが明るみに出ることを望まない人々が大勢いる」と、バーチェットは、この公聴会について「非常に多くの反発がある」と述べた。
彼は、連邦政府がUFOに関する文書を公開することを望んでいると語った。
国防総省や米航空宇宙局(NASA)を含む政府機関は、政府が所有する非人間的起源を持つ乗り物についてのグルーシュの主張を否定し、その証拠はないと述べている。NASAは6月、ガーディアンに対して「NASAの重要な優先事項の1つは、宇宙のどこかで生命を探すことであるが、これまでのところ、地球外生命体の信頼できる証拠を発見しておらず、UAPが地球外生命体と関連しているという証拠もない」と語っている。さらに、国防総省は6月、Foxニュースに対して「UAPに関する主張を立証する検証可能な情報はない」と述べた。
「UFOは存在するか、存在しないかのどちらかです」と、公聴会開催を発表した記者会見でバーシェットは語った。「政府はUFOは存在しないと言い続けていますが、UFOが存在することを証明する情報を入手する機会はことごとく妨害されています。真実が何であろうと、我々はその真相を明らかにするつもりです。隠蔽工作はもう終わりです」
チャック・シューマー上院院内総務(民主党・ニューヨーク)とマイク・ラウンズ上院議員(共和党・サウスダコタ)は先週、UFO関連記録の機密解除を目的とした国防権限法の修正案を提出した。5月、NASAは公開会議を開き、NASA職員が説明のつかない空中現象の目撃について議論し、目撃の主張にまつわる偏見が、それらを研究し理解する努力を妨げていると述べた。2021年、米国の諜報機関は議会に報告書を提出し、何百件もの説明のつかない空中現象の目撃情報があるが、それらが地球外からのものであるという証拠はないと指摘した。そして、それらがゴミや鳥のような散乱物、氷の結晶のような大気現象、外国の軍隊の先端技術、あるいは米国政府の秘密技術などであるという説明を提示した。
国防総省の2021年の報告書によると、2004年以降、軍のパイロットによって報告された未確認の空中現象は144件でありそのうちの1つを除いて、すべてが未解明のままだという。
(forbes.com 原文)