映画

2023.07.03 13:00

『インディ・ジョーンズ』最新作が初週6000万ドル、米1位に

Getty Images

ハリソン・フォード演じる大ヒットシリーズ『インディ・ジョーンズ』の最新作でシリーズ第5作の『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』は、Box Office Mojoのデータによると金曜から日曜までの米国内の興行収入が6000万ドル(約87億円)に達し、オープニング週末の米興行収入第1位を獲得した。しかし、制作費が3億ドル近くに及ぶこの映画の興収は、前作を下回った。

この映画は、7月4日の独立記念日にかけての長期休暇でさらに売り上げを伸ばすと予測されており、金曜から火曜までの国内興収は8200万ドルに上ると見られている。

『運命のダイヤル』の週末における興行収入予測値は、独立記念日の売上を含めずに6000万ドルから7000万ドルだったと報じられている。Box Office Mojoによると、2008年のシリーズ第4作の『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』は初週の週末に米国で1億ドル(インフレ調整なしの数字)の興収を上げており、今作の数字はそれを下回った。

『運命のダイヤル』は、英国での890万ドルを含め、米国外での初週の週末に7000万ドルを稼ぐ見通しだとBox Office Mojoは述べている。この映画は、オープニング週末に全世界で1億4000万ドルを稼ぐと予測されていた。

映画ニュースサイトのVarietyは、『運命のダイヤル』の制作コストがマーケティング費用を含めずに2億9500万ドルだと報じている。

『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』は、前作の『クリスタル・スカルの王国』の公開から15年以上を経て公開された。シリーズの最初の3作品は1980年代に公開されていた。今回の作品は、スティーブン・スピルバーグが監督していないシリーズ初の作品で、ジェームズ・マンゴールドが監督を務めた。

『運命のダイヤル』には、ハリソン・フォードやフィービー・ウォーラー=ブリッジ、アントニオ・バンデラス、ジョン・リース=デイヴィス、マッツ・ミケルセンらが出演している。この映画は、Rotten Tomatoesの批評家による評価が68%、観客による評価が88%とされている。

一方、『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』はBox Office Mojoによると、公開5週目の週末で1150万ドルを追加し、米国内の興収で2位を獲得した。この週末でこの映画の国内興行収入は3億4000万ドルに達した。また、米国内で3位のピクサーの『マイ・エレメント』は公開3週目の週末に1130万ドルを稼ぎ、国内興収は8800万ドルに達している。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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