スタートアップ

2023.06.27 18:00

インボイス制度見据えた機能も実装、OLTAが25億3000万円調達【6月第4週資金調達まとめ】

国内の成長産業及びスタートアップに関する幅広い情報を集約・整理し、検索可能にした情報プラットフォーム「STARTUP DB」では毎週、資金調達のサマリーを発表している。この記事では、6月4週目の“注目のトピック”として選ばれた5件の資金調達について紹介する。

OLTA

調達額:25億3000万円
調達先:あおぞら企業投資 / ウイングアーク1st / AGキャピタル / 岡崎信用金庫 / ジェーシービー / Spiral Capital / ちくぎん地域活性化投資事業有限責任組合 / DGベンチャーズ / デライト・ベンチャーズ / NOBUNAGA Raise Fund投資事業有限責任組合 / ひょうご神戸スタートアップファンド / SuMi TRUSTイノベーション投資事業有限責任組合 / TIS / とっとり地方創生ファンド3号 / Bach Capital
備考:シリーズBラウンド / デットファイナンス / 他4社含む

オンライン完結型のクラウドファクタリングサービス「OLTA(オルタ)」を運営するスタートアップ。

「OLTA」は、企業の商取引企業で発生した入金待ちの請求書を売却して早期に運転資金をオンライン完結で調達するサービスだ。

約20万社のデータに基づくスコアリングモデルを開発したことで、従来必要だった面談や書類提出などの手間を効率化。

従来のファクタリング事業者がリスク回避のために行なっていた高額な手数料を設定する出口対策ではなく、同社が独自に開発した信用モデルにより入口でのリスク対策を行うことでリスク発生率を抑えることに成功。

サービス提供開始後2年での申込総額は200億円を突破した。2021年6月には、池田泉州銀行と共同でクラウドファクタリング事業を開始。

今後多くの地域金融機関と連携しクラウドファクタリングの社会実装を通じて、地域経済の発展、活性化に貢献していく。

2023年6月には、ベンチャーキャピタルや金融機関、大手事業会社、地域ファンドなど19社から、第三者割当増資および融資等によって約25億3000万円の資金調達を実施した。

創業から現在までの累計資金調達額は約57億1000万円となった。

今回の資金調達により、INVOYへの成長投資、財務基盤の強化、採用強化を実現させる方針だ。
次ページ > 家探しマッチングプラットフォーム

文=STARTUP DB

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事