そんなネット回線の満足度のランキングをオリコンが発表しました。過去5年以内に光回線/CATV回線サービスに新規加入(契約変更含む)し、3ヶ月以上継続して利用している全国のユーザーを対象に調査。そのため、しっかり評価した上での結果と考えられるので、乗り換えを検討する素材として役立つのではないでしょうか。
調査結果は、9地域に分けられ、そのうち5地域以上でサービス展開している企業を「広域企業」として、総合ランキングを発表しています。
広域企業として総合1位になったのは、「OCN光」でした。総合得点としては僅差ではあるものの「通信速度・安定性」、「コストパフォーマンス」、「サポートサービス」、「セキュリティ対策」の4項目で1位を獲得しており、コストに見合った速度やサービスをしっかり提供していることが伺えます。
続いて地域別で見ていくと、「東北」「関東」「甲信越・北陸」「東海」で「ドコモ光」がトップで、いずれも3~4項目で1位を獲得しています。総合では2位ですが、全体的に満足度が高いと感じているようです。
「北海道」は都心中心という印象の強い「NURO光」が1位で、「加入・開通手続き」以外はすべて1位を獲得という強さを見せています。その他の「近畿」「中国」「四国」「九州・沖縄」では、その地域に根ざした企業が、全国展開している企業を差し置いてトップを獲得しており、ユーザーも地域企業を推しつつ満足感も得られているのではないでしょうか。
なお、料金プランで「広域」と6地域で1位を獲得したのは「楽天ひかり」で、このあたりは携帯事業でもそうですが、料金勝負に長けている企業の戦略が見られます。
ネット回線は一度契約するとよほどのことがない限り、なかなか変えないのではないでしょうか。こういった調査によって隣の芝が青く見えると、乗り換え心理が働き、よりよりサービスを提供してくれる企業を求めてみるのもいいのではないでしょうか。
出典:オリコン「オリコン顧客満足度」より