3月、全国に住む20代〜60代の男女4700名を対象に実施した調査では、4〜8cmのおでこの広さ(眉毛の上から生え際まで)のうち、4cm・5cmと回答した人を「厳しい」、7cm・8cmと回答した人を「寛容」と設定。薄毛だと感じる認定ライン「薄毛の境界線」について質問したところ、最多は「6cm」で33.4%に。指の本数に例えると、およそ約4本分がおでこに収まる人が薄毛だと認定する人が多い結果となった。
昨年(2022年)は境界線が2019年から4年連続で「7cm」となり、薄毛に「寛容」だったが、今年(2023年)は以前より厳しい見方をする人の割合が高まったことになる。全回答の境界線平均値は6.1cmで、昨年の平均値6.19cmからマイナス0.09cmとなり、平均値でも薄毛認定のラインは下がった。
性別で見ると、「厳しい」(4cm・5cm)回答をしたのは男性が33.8%で女性が18.8%、「6cm」と回答したのは男性が28.4%、女性38.5%、「寛容」(7cm・8cm)な回答をしたのは男性が37.8%、女性が45.4%。昨年比でも「厳しい」と答えた男性が+4.6%、女性は+2.2%となった。さらに今年の境界線の平均値についても、男性が5.98cm、女性が6.22cmとなり、薄毛について男性の方が厳しく、女性の方が寛容であることが分かった。
また、都道府県別では、最も薄毛に厳しい都道府県は兵庫県で平均5.7cmだった。兵庫県ではどのような頭皮ケアを行っているか?という問いに対し、「投薬や医薬品を使用している」と回答した人が全国で1番多く、薄毛の症状で通院したことがあるか?の問いについても「ある」と答えた人が全国で最多の結果に。兵庫県民は、頭髪の悩みを改善する意識が高い傾向が見られた。一方で、薄毛に寛容な都道府県の第1位となったのは長野県で、平均6.35cmだった。
同社でスカルプDのブランドマネージャーを務める吉川氏は、「コロナ禍におけるオンライン会議などで、以前に比べ自身の容姿に気付きを得る機会が増えています。特に男性では、それをきっかけにスキンケアをはじめ、容姿に対するケアを行う人が増えていると思います。それは、頭髪ケア需要の増加にもつながっているはずです。自身の容姿に対する意識の高まりは、周囲を見る目にも表れ、薄毛の境界線が厳しくなったと考えております」とコメントした。
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