食材や花などを生産者から直接購入できる産直通販サイト「食べチョク」を運営するビビッドガーデンは6月1日、生成AIの研究と活用を目的とした専門組織「Food AI Lab」設立を発表した。機械学習エンジニアやデータサイエンティストなど12人でスタートし、蓄積されたデータを活用した機能の開発や、他企業と連携による研究開発などを推進していく。
すでに、AIを活用した問い合わせ内容の要約作成は実装済みで、現在は以下の3点の開発に取り組んでいる。
・膨大な商品や注文データをもとにした検索アルゴリズム
・生産者とユーザー間のコミュニケーション活性化をサポートする機能
・食べチョクが保有する食材や品種データを活用した企業との連携
企業との連携では、共同研究や新規事業の立ち上げなどを想定しているという。
食べチョクは、⾷材や花きなど計5万点以上を取り扱っており、2023年6月時点でユーザー数は85万人、登録⽣産者数は8500軒を突破した。顧客の好みに合う⽣産者を勧める野菜定期便「⾷べチョクコンシェルジュ」や、旬の果物が届く定期便「⾷べチョクフルーツセレクト」なども提供している。