そんな「仕事で理不尽と感じる瞬間」についてのアンケート調査を、仕事・転職・求人情報サイトであるBiz Hitsが行っています。
まず、仕事で理不尽さを感じたことがあると回答した人は、「よくある」が34.0%、「たまにある」が49.2%で、合わせると83.2%の人が感じていることがわかりました。
理不尽さを感じることについて、「評価が不公平」がトップ、続いて「自分は悪くないのに怒られる」、「仕事量に偏りがある」となっています。評価に対しては「生産性が高くても、低い人と給料が同じ」や「他の人よりスキルがあるのに年功序列で昇進できない」といった、自分より評価が低いと思っている人と同等以下に評価されると不満が爆発する人が多そうです。
また自分は悪くないのに怒られることについては、「まったく自分に非がないのに、責任を押し付けられる」など、ミスを押し付けられたり、他の人のミスを尻拭いすることが理不尽さを募らせているようです。
こうした理不尽なことがあったときの対応としては、「我慢して受け流す」がダントツでトップ、「上司・同僚に相談する」「反論する」と続きますが、結局理不尽さを感じても職場で波風を立てて職を失うよりはマシと考えている人が多いようです。上司・同僚に相談できるような信頼のおける相手がいればいいですが、そういった人が近くにいなければ、人事部に相談するというのも一つの手でしょう。
このように、仕事で理不尽なことを多くの人が感じているにも関わらず、それに対して多くの人が文句も言わずに受け流していることに、一抹の不安を感じます。ストレスを受け続けると心身が不調に陥る可能性かあるため、がまんせず身近な人に相談したり、転職や社内異動を検討するべきではないでしょうか。
出典:Biz Hits「仕事で理不尽と感じる瞬間」より