直近の四半期に同社の顧客が支出を減らしたことは明らかで、経営陣はマクロ経済の低迷を懸念。ジャシーとAWSのアダム・セリプスキーCEOは、安定した収益性を確保するため、従業員数を減らしている。解雇された従業員の多くは専門的な技術分野で転職先を見つけることができるかもしれないが、アマゾンにとっては成功に貢献する人材が流出することになる。
アマゾンは今後の業績について現実的な予想を立てている。今後数四半期はAWSにとって「逆風」が吹く見通しだ。米テック系ニュースサイトのザ・インフォメーションは、グーグルとマイクロソフトの経営陣も経済状況の悪化を予想し、クラウド部門の従業員を解雇したと報じている。
アマゾンは同時に、ヘルスケア部門のHalo(ヘイロー)を閉鎖すると発表した。同部門は健康とフィットネスの端末に取り組んでいた。同社サイトでのヘイロー製品の販売は停止され、7月31日をもって製品のサポートも終了する。現在販売されている3種の製品について、最近の購入者には返金に応じる。対象はフィットネストラッカーの「View」と「Band」、ベッド脇に置いて使う睡眠トラッカーの「Rise」だ。
アマゾン全体での人員削減数は大きく、人事部門の解雇にもつながっている。
(forbes.com 原文)