ワイキキDFS(免税店)があった場所(ワイキキの免税店は今年中に復活するという話だが、まだ動きはない)の隣にあるショッピングビル「ワイキキショッピングプラザ」の地下1階、エントランスがカラカウア通りに面した一等地だ。
「STIX ASIA」という名前の由来は、チョップスティックス(お箸)から来ている。お箸を使うグルメということで、日本食に限らずアジア全般のグルメを紹介しようというのがコンセプトだ。
目立つアミューズメント系企業の進出
フロアは「ヌードルストリート」と「アジアストリート」で構成され、中央に鎮座するバーカウンターの名は「上海バー」。もちろん、うどんやそば、寿司、おにぎりなどの日本食も充実しており、まだ日本人観光客が少ない現状では、もっぱらワイキキで働く日本人在住者が日々好んで通っている印象だ。ちなみに、この「STIX ASIA ワイキキ」のオーナーは、日本でパチンコやフード事業などを展開する総合アミューズメント企業。「STIX ASIA」というブランドは、今後、ハワイを皮切りに米国本土や世界に拡げていく計画もあるらしい。
ワイキキの開店時には派手なオープニングイベントも開催され、タレントの石田純一も姿も見せた。何でもオーナーとは旧知の仲で、今回は応援に駆けつけたそうだ。
ここのところハワイでは、人気ゴルフ場のオーナーにも日本のアミューズメント系の企業が名前を連ねており、こうした業界の事業進出が目立つ。後段で触れるワイキキのもう1つのフードホール「ワイキキ・フードホール」のオーナーもアミューズメント系企業だ。
この現状を見ていると、いつも議会で廃案となるハワイのカジノ構想も、こうした日系企業が後押ししたら、もしかしたら現実味を帯びるのではないかと勘繰ってしまう。