2023.05.03

この夏乗りたい欧州の夜行列車5選 今年は新路線の開通が目白押し

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ナイトジェット(ドイツ~クロアチア)

オーストリア連邦鉄道は、新路線の開設や、一度廃止された古い路線の再開を率先して行ってきた。新たに運行されるナイトジェットはドイツ南部シュツットガルトを出発し、クロアチアの首都ザグレブに至る。途中でオーストリアの首都ウィーン、ハンガリー首都ブダペスト、スロベニア首都リュブリャナ、イタリア北東部のベネチアに停車する。

ナイトジェット(ドイツ・オーストリア~イタリア)

ナイトジェットはドイツとイタリアを結ぶ路線も用意している。ウィーンまたはドイツ南部ミュンヘンから出発し、イタリアとの国境で2路線が合流。イタリア国内に入ると、ミラノ、ベローナ、ジェノバと夜通し走行し、最後はチンクエテッレにほど近いリグリア海岸のラスペチアに到着する。

カノープス(チェコ~スイス)

チェコ国営鉄道CDは、同国からスイスに至る途中でドイツに停車する夜行列車を復活させる。運行が再開される路線は、その前身にちなんでカノープスと名付けられ、中欧の中心都市を結ぶ。列車はプラハからスイス北部チューリッヒに至る途中、ドイツのドレスデン、ライプチヒ、フランクフルトに停車する。

SJユーロナイト(スウェーデン~ドイツ)

SJユーロナイトは、スウェーデンの首都ストックホルムから南西部マルメまで複数の駅に停車しながら、デンマークの首都コペンハーゲンを経由して同国南東部のフュン島にあるオーデンセに渡る夜行列車を通年で毎日運行する。翌日にはドイツ北部の港町ハンブルクに到着する。運行開始は昨年末。この列車は100%再生可能エネルギーで走行する。SJはこの夏、同路線をベルリンまで延長する予定だ。

forbes.com 原文

翻訳・編集=安藤清香

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