ブラスのツイッターアカウントは鍵付きにされており、一般向けには公開されていないが、4月20日のApple Insiderが報じたところによると、彼はこのヘッドセットのデモに複数回にわたって参加した人物から話を聞いたという。
「Reality Pro」もしくは「Reality One」との名称が予想されているこのヘッドセットは、アップルの6月のイベントの目玉になりそうだ。
「近く発表される第1世代のヘッドセットのデモに、複数回にわたり参加した私の知人は、当初はその期待を下回る性能を嘆いていたが、最新のハードウェアとファームウェアがもたらすエクスペリエンスに『圧倒された』と語っている」とブラスは19日にツイートした。
この人物は、製品開発のさまざまな段階のヘッドセットを使用したと思われるが、このような感想を持つことは、驚くべきことではない。どこの企業であっても、プロトタイプは最初は非常に荒削りなものであることが多く、アップルの場合も、開発を進めるうちにデバイスを根本的に変えるのは珍しいことではない。
このヘッドセットが、今から7週間後のイベントでお披露目されると仮定すると、アップルはその後の数カ月の間にデバイスを磨き上げ、最終的には今年の年末か2024年の年初に発売すると予想できる。同社は、6月のWWDCで製品を告知すると同時に、開発者にヘッドセット用のアプリを作り始めるよう、呼びかけることになりそうだ。
しかし、アップルはもちろん、デバイスが最終的に発売されたときに、一般の人々がどのような反応を示すかを注視することになるだろう。
(forbes.com 原文)