ビリオネアになる近道は? 番付の多くを占める業界トップ10

ウォーレン・バフェット(左)、ジェフ・ベソス(右)(Shutterstock)

どのようにして財を成し、資産10億ドル(約1330億円)以上の「ビリオネア」になるか、その方法は、いろいろある。

それは、パチンコ機の製造販売を手がける平和の親会社、石原ホールディングスの石原昌幸会長や、電源タップの製造販売で知られるゴンニウ・グループ(公牛集団)のルアン・リーピン(阮立平)会長、豚肉生産で急成長を遂げたムーユエン・フーズ(牧原食品)のキン・インリン(秦英林)会長などの例をみてもわかる。

ただ、フォーブスが毎年発表する「世界長者番付」に入れる確率を最大限に高めたい、そのための近道を最も多く提供してくれそうな業界を知っておきたいという人もいるかもしれない。

そこで、リスト入りした富豪たちの富の源泉である事業について調べ、関わるビリオネアが多い業界のランキングを作成した。

有望な5つの業界

その業界で働くことで、ビリオネアになる可能性が最も高いと考えられるのは、金融・投資運用業だ。2番目にそのチャンスが多いとみられるのは、製造業となっている。関与しているビリオネアは324人(前年は337人)だった。

3番目に多くの富豪が関わっているのは、テクノロジー関連。この分野で富を築いた人たちの保有資産の総額は約1兆9000億ドルで、4位の小売業(ファッションを含む)より1700億ドル多かった。

テクノロジー関連で保有資産トップの富豪は、アマゾン創業者のジェフ・ベゾス。保有資産は推定1800億ドルで、今年の番付作成の時点では、世界第3位の富豪だ(番付2位のイーロン・マスクは富の大半を電気自動車メーカーであるテスラから得ているため、フォーブスは「自動車産業に関わるビリオネア」に分類している)。5位の業界は食品・飲料。番付に名を連ねた富豪の数は、前年の203人から212人に増加している。
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編集=木内涼子

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