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2023.04.18 10:00

ギグワーカーのためのEバイクのサブスクWhizzが340万ドル調達

(C)Whizz

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ニューヨークに本拠を置くEバイクのサブスクリプションのスタートアップWhizzは、ラストマイルデリバリー分野の事業拡大に向けて、340万ドル(約4億5000万円)を調達した。今回の同社のシードラウンドにはJoint JourneyとTMT Investmentsに加え、複数のエンジェル投資家が参加した。
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同社によると、Eバイクの価格は依然として高く、通常は1500ドル程度と多くの人にとって求めやすい価格とは言い難い。しかし、Whizzのプラットフォームを用いれば月額の定額料金で利用できる。

Whizzは、デリバリーサービスで働くギグワーカーや宅配業者向けに、メインテナンスや修理サービスつきのパッケージで、Eバイクを提供している。同社のサービスは、ウーバーイーツやドアダッシュ、グラブハブなどで働く2000人のライダーに利用されている。

今回の資金調達で同社は、ビジネスプロセスの自動化や合理化のためのプラットフォームWhizz Automation Platformの利用を拡大する意向という。さらに、Eバイクのメインテナンスや保管のための新たな拠点をニューヨークで立ち上げる計画だ。設立から1年余りの同社のビジネスは、すでに年間経常収益が200万ドルに達したとされる。
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Whizzの共同創業者のKsenia Prokaは「当社の成功は、アプローチに注意を払い、コストを意識し、あらゆるプロセスの効率化を図る姿勢に支えられている。これまで唯一多額の投資を行ったのはWhizz Automation Platformのみだ」と述べた。同社は、2024年に新たな市場への進出を計画している。

しかし、欧州やオーストラリアの競合他社が一部のスタッフを解雇するなど、サブスクリプション型のEバイクサービスにも課題はある。

WhizzのCEOのMike Peregudovは、経済的な逆風にもかかわらず、この分野にはまだチャンスが眠っていると話す。「顧客からの需要は十分にあり、問題は供給が追いつかないことだが、電撃的に規模を拡大しようとすると、効率性が失われる危険がある」

Whizzは、今年はニューヨーク市場に専念し、2024年に米国の他の大都市への進出を検討するという。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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