そんな月探索で計画されている1つJAXAの月面ミッション「LAMPE」では、有人与圧ローバの実現に向けて、JAXAやタカラトミー、ソニーグループ、同志社大学によって変形型月面ロボット(愛称:SORA-Q/ソラキュー)を共同開発。月面でのデータ取得を行うことになっており、これが今度月面着陸予定であるispaceの「HAKUTO-R」ミッション 1のランダーに、ペイロードの1つとして積まれています。
今回、変形型月面ロボット「SORA-Q」が月へ行く機体と同じ大きさ(直径約80mm)、同じ変形、同じ動き(バタフライ、クロール走行)を実現した1/1スケールモデル「SORA-Q Flagship Model」として発売することが決定。すでにタカラトミーモールで予約を受付中で、発売は9月2日。価格は2万7500円となっています。
SORA-Qは専用アプリで本体に搭載されたカメラ映像を見ながら操縦でき、写真撮影やJAXAなどが所有する月の画像を使用した月面探査の疑似体験を通じて、月や宇宙飛行士に関する知識を得ることもできます。
ボディーなどの素材が異なるため重量は本物(約250g)より軽く(175g)なっています。また、室内での使用を前提に作られているので、月面のような砂地での使用は考えられていません。
とはいえ、月面探査の雰囲気を楽しめる「リアルおもちゃ」として、子供に楽しんでもらいたい商品です。また講談社「モーニング」で連載している「宇宙兄弟」とコラボした「SORA-Q Flagship Model -宇宙兄弟 EDITION-」(価格3万3000円)も限定300個で同時発売されます。こちらは4月28日からの予約開始となっています。
プレスリリース:タカラトミー「SORA-Q Flagship Model」より。画面は開発中のイメージです。