スペースウォーカーは、2017年に創業した東京理科大学の大学発ベンチャー企業です。同社が開発中のスペースプレーンは「経済合理性が高く環境負荷の低いモビリティーとして、地球と宇宙の持続可能性を追求」するものとCEOの眞鍋顕秀氏は話しています。 昨年12月には、JAXAの「高頻度往還飛行型宇宙輸送システム」事業の実施事業者に選定され、民間主導による宇宙宇輸送システムの開発を進めています。
またスペースウォーカーは、ロケット打ち上げに欠かせない超高圧タンクと極低温タンクの開発も行っています。軽量化、貯蔵効率、耐圧、強度といった非常に厳しい条件をクリアできるこれらの複合材タンクは、地上における水素をはじめとするクリーンエネルギーの安全で高効率な貯蔵や輸送を可能にし、脱炭素に貢献するということです。
JALUXは、自社の宇宙事業進出に加えて、スペースウォーカーの技術を生かした地上から宇宙までの幅広い領域での事業展開を目指すとしています。スペースプレーンは2025年に実証実験、2027年に衛星打ち上げ、2029年に準軌道宇宙飛行を予定しています。JALUXとの業務提携で、こんな夢のような話が現実のビジネスとして展開される時代になったことを実感させられます。
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