HVサイネージは、凸版印刷のトッパンバーチャルヒューマンラボでスキャンした人の詳細なデータから3digのanmaでリアルなVHを生成し、86インチのサイネージパネルで活動させるというものです。AIチャットボットChatGPTや音声合成などを組み合わせたVHは、人に声をかけたり、相手を目で追ったりと、自然なコミュニケーションが可能です。anmaは本来、人の頭部のVHを生成するサービスですが、トッパンバーチャルヒューマンラボの「ライトステージ」と組み合わせることで、等身大のHVが、短期間、低コストで作れるということです。
駅や商業施設では案内業務をロボットやサイネージに行わせるようになってきましたが、タッチパネルの操作に慣れない人には使いづらく敬遠されてしまったり、アニメキャラクターを使ったAI音声案内などは、使う人が限られるなどの課題がありました。とくに公共性の高い場所では「誰一人取り残さないソリューション」が重要だとして、凸版印刷と3digは実際の人間と変わらない対話ができるHVサイネージの開発に取り組んだというわけです。
実証実験では、挨拶や呼びかけなどの「能動的なインタラクション」により受付業務の一部を担わせ、受付業務の軽減化と省人化のための最適な使い方を探るとしています。実証実験は4月27日まで行われます。
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