ディープフェイクを見破る方法
・「取りこぼし」部分がないか探す:画像や動画にどこか奇異なところ、場違いな感じのするものはないかチェックしよう。それは不揃いの靴やイヤリングかもしれないし、いびつなかたちをした顎かもしれない。「トランプ逮捕」のフェイク画像で言えば、欠けた指や余分な足がそうだった。・目の動きに注目する: ディープフェイク動画に登場する人物は、奇妙なまばたきや眼球の動かし方をすることがよくある。コーネル大学が運営する「arXiv」に投稿された研究では、まばたき検出技術を用いてその人物が正常なまばたきをしているかを調べ、ディープフェイクかどうかを判定している。
・音声と映像が合っているか観察する: エプスタインについて語るトランプのフェイク動画のように、ディープフェイク動画では音声と映像がずれていることも多い。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がウクライナとの和平合意に達したと話すフェイク動画も、口の動きと音声が一致していない。
・ソースをチェックする:ディープフェイクがますます本物らしくなってくるなかで、フェイクかどうかを見抜く最善の方法の1つは、出所を確認することだ。もっとも、ソーシャルメディアでは誰でも動画や画像を共有できるので、これはやや難しくなってきている。ジョー・バイデン米大統領の動画なら、元のソースがホワイトハウスなどの政府機関、もしくは信頼できるニュースプラットフォームなのか確かめるようにしたい。
・見分けるスキルを高める: ディープフェイクを見抜くスキルの向上を目的としたウェブサイトもいくつかある。たとえばマサチューセッツ工科大学(MIT)の「Detect Fakes」では、短い動画を見て、それが本物かつくり物か判断するクイズを受けられる。Microsoft(マイクロソフト)の「Spot the Deepfake」では10問のクイズを通じて、目の動きや感情反応などからディープフェイクを見抜けるか試すことができる。
(forbes.com 原文)