「AIは人々の働き方、学び方、旅行、医療、コミュニケーションのあり方を変える。産業全体がAIを中心に方向転換していく。企業はAIをいかにうまく使うかで自らを特徴づける」とゲイツはいう。
21日の投稿でゲイツはAIの未来を強く支持しているが、今回が発展途上のテクノロジーについての初のコメントというわけではない。ゲイツは先月、フォーブスの独占インタビューで、AIの進歩を「かなり驚くべきもの」と表現し、21日の投稿と同様にPCやインターネットの発展と比較した。ゲイツは、マイクロソフトが出資するOpenAIの人工知能プログラムが競合他社のものよりもうまく機能していると述べ、ChatGPTの幅広い利用可能性を「非常にすばらしい」と称賛した。
またゲイツは昨年末、自身の財団がAIソフトウェアを使った発展途上国向けの超音波ツールの開発に取り組んでいることを明らかにした。新生児期の死亡数を減らすのに役立つとゲイツが主張するこのツールは、携帯電話やタブレット端末に接続して使用する。妊娠がハイリスクかどうか、母親が出産に帝王切開を必要とする可能性があるかどうかを判断することができるという。このツールは現在ケニアと南アフリカでテスト中で、有用性が確認されれば2〜3年後には広く普及する可能性があるとゲイツは語った。
ゲイツの資産は1070億ドル(約14兆2040億円)と推定され、世界長者番付で第5位だ。
(forbes.com 原文)