GP3人の多様なバックグラウンド
2号ファンドの一番の強みは何と言ってもジェネラルパートナー(GP)3人の経歴だろう。代表の古谷はWebマーケティング会社を創業後、海外企業の日本法人立ち上げや、国内大手企業で新規事業の立ち上げを経験してきた。また、クオンタムリープに参画してからは、顧問先、既存投資先の企業価値向上や新規投資をした実績を持つ、いわゆる攻めのポジションを多く経験してきた。
諏訪はみずほ銀行出身のキャピタリストとして、そのキャリアを活かしながらみずほキャピタルや伊藤忠テクノロジーベンチャーズでは、投資先に対しDebtとEquity両面での調達支援や営業先開拓の支援をしてきた。
その古谷と諏訪の中間的な立場にいるのが中澤だ。SBIホールディングスといった金融機関に加え国内商社での事業開発経験を兼ね備え、フューチャーベンチャーキャピタルでは20社以上の投資や支援をしてきた。
異なる3人がそれぞれの実績や得意な支援フェーズを持つことで、プレシード、シード、ポストシードの全シードステージを3人でカバーする仕組みだ。
失われた30年と言われた日本経済をクオンタムリープ(非連続の成長)させ、「飛躍の30年」を共に創る。出井が重要視した「視座を高く持つ」思いを引き継いだVCが、グローバルで活躍し次世代を牽引する起業家を新たに発掘し、日本経済の成長につながる架け橋になるのかもしれない。