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2023.03.15 11:30

TikTokのクローン機能ばかり増殖するソーシャルメディア

一部のソーシャルメディアプラットフォームは、TikTokのおすすめページに似た独自バージョンを提供している(Getty Images)

同様に、Insider(インサイダー)のテックエディター、カイル・ウィルソンもツイートした。「なんでもかんでもTikTokに寄せなくてもいいじゃないか。Spotifyはそのままで良かったのに……」。Twitterの新しい「おすすめ」ページも、不必要で混乱を招くアップデートだと感じているTwitterユーザーから同様の批判を浴びている。あるユーザーは「Twitterの『おすすめ』ページは、私が見たいもののちょうど真逆のものしか出てこないから、本当に感心だ」とツイートした
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カイリー・ジェンナーとキム・カーダシアンも2022年7月にInstagramが動画へと方向転換したことにに対して苦言を呈し「Make Instagram Instagram Again」(Instagramを再びInstagramに)という投稿を行い、Instagramに対してTikTokのようになることをやめるように促した。クリッシー・テイゲンは、Instagramが今後も動画コンテンツに軸足を置くというアダム・モセリの発言に対し「we don't wanna make videos Adam lol. (動画なんか作りたくないよ、アダム)」とツイートした

10億人。これは、TikTokが2021年9月に突破した月間アクティブユーザー数だ。Facebook(フェイスブック)、Instagram、YouTubeといった競合他社のケースよりも、早く10億人の大台に乗せたとはいえ、ユーザー数ではまだ後塵を拝している。

TikTokが恐れているのは、他のソーシャルメディアプラットフォームとの競争よりも、もっと大きなものだ。米国では、中国資本のプラットフォームであるTikTokの国家安全保障やプライバシーに関する懸念を理由に、超党派の議員からTikTokの禁止を求める声が出されている。
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forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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