自分に合っていない間違った「夢の仕事」に時間と金、労力を費やしたり、夢の仕事がないことを気に病んだりする前に、それが自分に本当に合っているかどうかを知る必要がある。あなたの「夢の仕事」は、子どもの頃からのものでもう手遅れかもしれないし、そう思い込んでいるだけかもしれないからだ。
現状に合わない夢や人から与えられた夢を、本当に追求すべき価値のある夢と見分けるにはどうすればよいだろうか? あなたの「夢」には追求する価値があるかどうかを見分ける4つの簡単な方法を紹介する。
1. 面談を通した情報収集
夢の仕事が自分に合ったものかどうかを見分ける最も効率的な方法は、人と会って話すことだ。面談を通した情報収集を、転職先を確保するための場と考えず、本来の目的である情報収集を重視しよう。これができる人は非常に少ない。
毎日の作業や実際の経験、特定の役割のデメリットを知る上で、実際にその仕事をしている人と話すことほど効果的な方法はない。目標はグーグル検索では絶対に得られないような、その時点での現場の詳細な情報を得ることだ。
また、あなたの夢の仕事をしたら、辞めた人を含め複数の人から情報を集めよう。なぜその仕事を辞めたのだろう? その人は、仕事を続けるためにどのような努力をしただろうか? こうした人の悩みは、あなたにとっても重要だろうか?
こうした警告を軽視しないこと。夢の仕事に対する熱意があるとこういった点は無視されがちだ。こうした懸念を自分自身の譲れない条件と合わせて考えなければ、あなたも5年後に同じことを言っているかもしれない。
2. ボランティア活動を行う
夢の仕事をそのままボランティアで実践することはおそらくできないだろうが、ボランティア活動を通して夢の仕事を試すことは可能だ。まずは、あなたの夢の仕事を構成するスキルを見極めよう。情報収集のための面談を正しく行っていた場合、この点が確実に明らかになるはずだ。
次に、こうしたスキルのうち何度も使って楽しめたもの、何度も使ったが楽しくなかったもの、一度も使ったことがないものを考えよう。
ボランティア活動では、自分がまだ身につけていない新たなスキルを鍛え、同時に今まであまり好きではなかったスキルにもう一度挑戦することに焦点を当てよう。こうしたスキルをすべて同時に試す必要はなく、ボランティア活動を何度か行って異なるスキルを深める必要があるかもしれない。
ボランティア活動を通して勤務環境を試すこともできる。例えば、病院で働くのが夢だが患者としてしか行ったことがない人は、今までとは異なる目的で病院に滞在することが必要だ。