スタートアップ

2023.02.21 13:00

【2月第3週資金調達まとめ】Googleから調達、STORESが集客機能強化へ

国内の成長産業及びスタートアップに関する幅広い情報を集約・整理し、検索可能にした情報プラットフォーム「STARTUP DB」では毎週、資金調達のサマリーを発表している。この記事では、2月3週目の“注目のトピック”として選ばれた5件の資金調達について紹介する。

STORES

調達額:30億円
調達先:Google

商売のDX化を支援するプラットフォーム「STORES」を提供するスタートアップ。

「STORES」は、誰でも簡単に本格的なネットショップが作成できるサービス。

ネットショップを開設するのが初めての人でもわかりやすいUI設計になっており、高いデザイン性と各ショップの販売スタイルに合わせたシンプルな料金プランで、お店のEC化を支援している。

その他、ネット予約システムサービス「STORES 予約」や、クレジットカードや電子マネーで決済可能な持ち運び型デバイス「STORES 決済」など、お店のデジタル化を支えるサービスを多数展開する。2022年10月1日よりheyからSTORESに社名変更している。

2023年2月にはグーグルから約30億円の資金調達を実施し、提携を行った。

今後は、Googleマーチャントセンターに「STORES」の商品情報が自動連携され、Googleの各種サービスに対して、販売している商品を無料で掲載できる無料リスティングへの掲載が可能になる。

ゼロボード

調達額:24億4000万円
調達先:Keyrock Capital Management(リード) / DNX Ventures / インクルージョン・ジャパン / ジャフコ グループ / DBJキャピタル / Coral Capital / 長瀬産業 / 関西電力 / 三菱UFJ銀行 / 岩谷産業 / 豊田通商 / 住友商事 / FFGベンチャービジネスパートナーズ / オリックス / みずほキャピタル / SMBCベンチャーキャピタル / デライト・ベンチャーズ / U3イノベーションズ
備考:シリーズAラウンド

CO2排出量算出・可視化クラウドサービス「zeroboard(ゼロボード)」を提供するスタートアップ。

「zeroboard」は、企業活動によって排出されたCO2量を算出し、国際基準であるGHGプロトコルにおけるScope1〜3を可視化できるクラウドサービス。

同社は2021年9月にA.L.I.テクノロジーズからスピンアウトし、同事業を引き継いだ。

CO2排出量を算出・把握することで、企業や自治体の脱炭素化にむけたアクションをサポート可能だ。

他にも、脱炭素領域において多様な事業経験を保有するメンバーによるシステム開発、マーケティング、戦略コンサルなどのサービスなども提供している。

2023年2月、シリーズAラウンドにて、Keyrock Capital Managementをリード投資家、DNX Ventures、インクルージョン・ジャパン、ジャフコグループ、DBJキャピタル、Coral Capitalを引受先とする第三者割当増資による資金調達を実施。

これにより、ファーストクローズおよびセカンドクローズの合計調達額が24億4000万円となった。

今回の調達資金は、「zeroboard」のプロダクト機能開発の加速化、顧客伴走型で支援するカスタマーサクセスなどグローバルなプラットフォームを目指す海外展開に活用する予定だ。
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文=STARTUP DB

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