トルコはなぜ親日国なのか。大地震での助け合いも

田中友梨

両国の大地震での助け合い

1999年、トルコ北西部で地震が起こった際、最も迅速で包括的な支援を行った国の1つが日本だった。

トルコはその恩を返すために、2011年の東日本大震災では合計で32名の方が日本を訪れ、約3週間の間、主に行方不明者の捜索を行った。

このように、日本とトルコは、一方が困っているときにはもう一方が助けてきたのである。

今度は日本の番

このような背景を知れば「トルコを助けたい!」という考えにより強く共感できるだろう。

南海トラフ大地震は、40年以内の発生確率が「90%程度」だと政府の地震調査委員会によって予想されている。近い将来、また日本がトルコの支援を必要とするタイミングが来るかもしれない。

19世紀末から始まった支え合いの関係性を、大切にしたい。

【参考】
・讀賣新聞オンライン
https://www.yomiuri.co.jp/world/20230207-OYT1T50114/
・串本町
https://www.town.kushimoto.wakayama.jp/kanko/kizuna/turkey.html
・外務省
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/24/5/0522_01.html
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/pr/wakaru/topics/vol73/index.html
・防災ニッポン
https://www.bosai.yomiuri.co.jp/article/5831


※この記事は、2023年2月にリリースされた「エシカルな暮らし」からの転載です。

文=エシカルな暮らし編集部

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