全国の20代から60代の男女約1000人を対象に行われた調査では、レトルトカレーで食事を済ませることを「良いと思う」または「まあ良いと思う」人の割合は全体で89.5パーセント。男女の差はほとんどありません。もう、レトルトカレーに抵抗がないどころか、むしろすっかり日本の食卓の「あたりまえ」になっています。
レトルトカレーに何かを足してアレンジするかという問に対しては、およそ半数の人が2回に1度はやってると答えています。とくに多いのは20代と60代。毎回やってる人は60代がトップで約3割でした。
そして何をトッピングするかを尋ねると、どの年代とも上位には、やっぱり卵と揚げ物が入っています。面白いのは、20代でトップのチーズは、年代が上がるにつれて徐々に落ちていき、逆に揚げ物の人気が世代を増すごとに上がっていることです。
ボンカレーは今年で55周年。ボンカレーど真ん中世代の60代のお父さんたちは、どうやらガッツリ系のようです。珍しいところでは、20代と30代だけに見られる納豆です。これ、新しいトレンドになりそうですね。
世界の美味しいものを紹介するアメリカのグルメサイトTasteAtlas(テイストアトラス)が発表した世界でいちばん美味しいものの1位に、なんと日本のカレーが選ばれたと一部で話題になりました。インド人はさぞ複雑な気持ちだろうと思いますが、同サイトでは「Karē」と紹介されていて(しかも写真はカツカレー)、インドのCurryとは区別されているようです。
明治時代にインドからイギリスを経由して日本に紹介されたカレーは、海外文化を吸収して自分のものにしてしまうのが得意な日本文化の代表選手であると同時に、それをレトルトという当時の最新テクノロジーで次元昇華させた技術大国日本の象徴とも言えます。つまりカレーは、さらに言えばレトルトカレーは日本が世界に誇る、そしていまや世界も認める定番日本食というわけです。納豆ボンカレー、試してみないわけにはいきません。
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