次々に日本のコンテンツがヒット
現在、日本のコンテンツのヒットは「スラムダンク」だけではない。日本の恋愛小説「今夜、世界からこの恋が消えても」(一条岬著)が韓国でヒットしている。爆発的とは言いがたいが、この作品を原作にした同名映画は2022年11月30日に韓国で公開されて以来、口コミでロングラン上映を続けている。小説の「今夜、世界からこの恋が消えても」は2021年に韓国で翻訳され、現在40万部を突破している。映画も2カ月で100万人の観客動員数を記録している。日本の実写映画が韓国で100万人の観客を集めたのは、2003年に公開された「呪怨」(清水崇監督)以来20年ぶりのことである。またアニメとしては「鬼滅の刃」が215万人の観客を動員している。
これ以外に「今際の国のアリス」や「呪術廻戦」もNetflixで公開されてから、韓国の視聴上位10位以内にランクインしている。
これらがすべて日韓の架け橋になるという考えは少し楽観的かもしれないが、かつてとは異なり、あまり政治や両国の関係を気にせず、このようにエンタテインメントのコンテンツとして韓国の人たちにそのまま受け入れられるようになったことは望ましいことではある。