この新プログラムは、授業料1万ドル(約130万円)に諸費用と非常に競争力のある価格設定となっており、チャットボットChatGPT(チャットGPT)や画像生成AIのStable Diffusion(ステイブル・ディフュージョン)などの新しいアプリケーションによりAIへの関心が高まっているこの時期に提供される。どちらの技術も、特にその潜在的な用途と悪用に関して、より完全に研究・理解される必要があり、そしてどちらも、よりスマートなテクノロジーへの需要が急速に加速していることを示している。この傾向は新たな投資で数十億ドル(数千億円)を集めている。
Google(グーグル)やMicrosoft(マイクロソフト)が最近解雇を始めたことに象徴されるように、テック業界は最近大きく減速しているが、世界経済フォーラムによれば、AIと機械学習を含む仕事は最も需要が高く、急成長する分野の1つとして挙げられている。AIの発見と技術が速いスピードで医療、金融、ビジネス、通信、学術など、いくつかの経済分野に多大な影響を与えることは間違いない。
「主要大学ではまだ、柔軟でアクセスしやすく、質の高い教育を提供することで多くの学生を惹きつけることができる、拡張性のあるオンラインのAI修士号を立ち上げたところはありません」と、テキサス大学オースティン校の学務担当副学長であるアート・マークマンは述べる。「私たちは、業界全体におけるAI専門家の必要性を認識しています。10年にわたるedXとのパートナーシップの成功をもとに、あらゆる背景の学習者に対応し、サポートできるプログラムを開発し、増え続けるさまざまなキャリア機会に向けて学生を準備し、高度な訓練を受けたAI実践者の数を増やします」